犬嘔吐 繰り返す。 【獣医師監修】犬が吐いたときの対処法 吐しゃ物の色と犬の様子からわかる動物病院に行くべき症状と原因

犬が嘔吐して泡や胃液を繰り返し吐く7つの原因と病気

犬嘔吐 繰り返す

まずは「どんな吐き方」をしているか確認! 冒頭でもお伝えしたように、犬は人間と違ってもともと吐きやすい動物です。 なので、 吐く度にすぐ動物病院へ連れて行くということは控えるようにしましょう。 もちろん症状や様子がひどい場合は、早急に獣医さんへ相談する必要があります。 しかし中には心配の要らないケースもあるため、まずは 「どんな症状・様子なのか」をちゃんと見極められるようにしておきましょう。 実は、犬の吐くという行為には 「吐出」と 「嘔吐」の2つのパターンがあります。 それぞれ特徴が異なるので、以下にまとめてみました。 未消化のものを吐く「吐出」 吐出とは、食べた物が胃に到達する前に吐き出すことです。 つまり 「未消化のものを吐く」ということになります。 この場合は口内や喉、それから食道になんらかの異常がある可能性もあります。 あるいは誤飲誤食した、食べた物が大きかったという可能性も考えられます。 消化したものを吐く「嘔吐」 嘔吐とは、一度胃の中に入れたのものを吐くことです。 つまり 「消化したものを吐く」ということになります。 この場合は食道から下の器官になんらかの異常がある可能性があります。 また、ドッグフードが合わないといった消化系のトラブルも考えられるでしょう。 考えられる病気や原因• 胃捻転(いねんてん)• 腸捻転(ちょうねんてん)• 胃拡張• 腸重積• 寄生虫やウィルスなどへの感染• 食物アレルギー• 熱中症• 異物を飲み込んだ• 腫瘍ができている これらはほんの一例ですが、このようなことが原因で嘔吐を繰り返すトイプードルが多いようです。 対策方法 1日3回以上、あるいは何日も嘔吐が続いている場合はすぐに動物病院へ連れて行きましょう。 吐いたものの色が黒ければ黒いほど、重症である可能性が高いです。 嘔吐物に明らかに血が混じっている、あるいは赤・茶・黒色をしている場合も、嘔吐している回数に関係なく動物病院を受診するようにしましょう。 口腔内・歯の異常 嘔吐ではなく「吐出」の場合、口の中や喉、それから食道になんらかの異常がある可能性が高いと言えます。 考えられる病気が原因• 熱中症• アレルギー• 尿毒症• 糖尿病• 副腎機能不全• すい炎• 子宮蓄膿症 トイプードルは暑さに弱い犬種なので、日本の夏は彼らにとって過酷です。 外よりも室内の温度の方が高くなることもありますので、熱中症には十分注意しましょう。 対策方法 先ほど挙げた病気を患っていると、 決まって水をたくさん飲む・おしっこの回数が増えるという行為が見られるようになります。 つまり「多飲多尿」ですね。 たとえ嘔吐の回数が少なくても、明らかに水を飲み過ぎている、おしっこの回数が異常に多いと感じる場合、そんな時もすぐに獣医さんに診てもらうようにしましょう。 「病気以外」で吐く場合の原因と対策方法 病気以外で吐く場合、 ストレスや 食べ過ぎなどで吐くこともよくあります。 他にも考えられる理由というものがあるので、代表的な例を紹介していきたいと思います。 ストレス 犬は強いストレスを感じると自律神経が乱れ、胃液の分泌が増えて嘔吐や下痢をすることがあります。 とくに お留守番の時間が長かった時などに嘔吐する犬は多いですね。 トイプードルは飼い主さんと触れ合う時間が大好きなので、長時間のお留守番が続くとストレスを溜めやすい傾向にあります。 対策方法 一緒に過ごしている時にたくさんコミュニケーションをとることで、トイプードルに余計なストレスを与えずに済みます。 もしも長時間不在にする場合は、その前に思いっきり運動させてあげるといいですよ。 こうすることで、お留守番の時にぐっすり眠ってくれることが多くなります。 他にも、 飼育環境を清潔に保つこと、室内の温度・湿度に気を配ることも、トイプードルに余計なストレスを与えずに済む方法じゃ。 トイプードルが快適に過ごせるよう工夫してあげよう! 食べ過ぎ お腹いっぱい食べ過ぎたり、勢いよく食べ過ぎた時などに吐いてしまうことあります。 この場合、吐いたあとにケロッとしているのが特徴です。 それほど心配する必要はありません。 対策方法 トイプードルのような小型犬は、一気に大量のごはんを食べると吐き出してしまいます。 必ず一度に与える量を少なめにして、それを1日2回~3回ほどに分けて与えるようにしましょう。 もしも勢いよく食べる傾向がある場合は、食べる前に落ち着かせる、器の形状を変えるなどの工夫をするといいですよ。 空腹 空腹が続くと吐く犬も多いです。 とくに夕食から朝食までの時間が長い場合、胃酸が出過ぎて朝方に 胃液(白い泡や透明の液)を吐くといったことがあります。 対策方法 空腹で吐かないようにするためには、夕食の時間をちょっと遅めにしてあげるといいですよ。 あとは良質な動物性タンパク質(お肉)が使われている餌に移行し、腹持ちを良くさせてあげるのも1つの方法です。 夕食の時間が不規則な場合は、朝食の量を少し減らし、夕食の量を増やしてあげる方法もおすすめじゃぞ! 車酔い 犬も人間と同じで、車酔いによる嘔吐は珍しくありません。 車の振動が平衝感覚を乱れさせ、胃液をたくさん分泌させてしまうことが原因と言われています。 対策方法 車で酔いやすい場合は、あらかじめ動物病院で酔い止めの薬を処方してもら方法があります。 しかしすべてのトイプードルに薬が合うとは限らないので、 できるだけドライブ前に食事をさせないよう工夫をするのが一番です! あとは、適度に休憩をとりながらドライブしましょう。 これは胃腸の調子を整えるなどの理由があるようで、決してダメなことではありません。 しかし、 中には除草剤や農薬が撒かれている場合もあるので十分注意しましょう。 ある程度は嗅ぎ分けられると言われていますが、万が一口にしてしまったら命を落とし兼ねません。 対策方法 犬が草を食べることは決してダメなことではないので、 家庭で犬専用の草を育ててあげるといいかもしれませんね。 その方が安全に食べさせることができます。 あとは普段から消化の良い餌を食べさせるといいでしょう。 あまり胃腸に負担をかけない食事を心がけることも1つの方法です。 ドッグフード ドッグフードが体質に合わなかったり消化の悪いものだったりすると、食べた後に嘔吐してしまうことがあります。 あとはフードが酸化して脂が古くなっていることも考えられます。 基本的に、 犬にとって穀類が主原料になっているフードは非常に消化しづらいです。 代表的なもので言えばトウモロコシ、小麦などですね。 あとは 低品質なお肉が使われている場合も、上手に消化できずに吐き出してしまうこともあります。 対策方法 良質な動物性タンパク質を主原料にした、無添加で穀物不使用のドッグフードを与えるようにしましょう。 実はこのようなドッグフードは 涙やけ対策にもなるので、トイプードルのような犬種にはおすすめの内容だったりします。 また、ドッグフードが酸化していないかも随時チェックするようにしましょう。 無添加ドッグフードほど酸化しやすいので、開封した後は保存の仕方に十分注意する必要があります。 嘔吐物に食べ物以外のものが混じっている(破片など)。 食欲がない、元気がない、ぐったりしている。 下痢をしている。 うんちの色やニオイがおかしい。 1日3回以上吐いている。 何日も吐き続けている。 吐いたものが赤色・茶色・黒色をしている。 よだれが異常に出ている。 これらはほんの一部ですので、他に何かしら異変を感じた場合はすぐに動物病院へ行きましょう。 その時は、できるだけ吐いたものや検便用のうんちを持参することです。 それが診察をスムーズにしてくれます。 あとはわんちゃんの症状や吐いた時の様子、思い当たる原因など、とにかくどんな些細な事でもいいので獣医さんに伝えるようにして下さい。

次の

犬 嘔吐

犬嘔吐 繰り返す

まずは「どんな吐き方」をしているか確認! 冒頭でもお伝えしたように、犬は人間と違ってもともと吐きやすい動物です。 なので、 吐く度にすぐ動物病院へ連れて行くということは控えるようにしましょう。 もちろん症状や様子がひどい場合は、早急に獣医さんへ相談する必要があります。 しかし中には心配の要らないケースもあるため、まずは 「どんな症状・様子なのか」をちゃんと見極められるようにしておきましょう。 実は、犬の吐くという行為には 「吐出」と 「嘔吐」の2つのパターンがあります。 それぞれ特徴が異なるので、以下にまとめてみました。 未消化のものを吐く「吐出」 吐出とは、食べた物が胃に到達する前に吐き出すことです。 つまり 「未消化のものを吐く」ということになります。 この場合は口内や喉、それから食道になんらかの異常がある可能性もあります。 あるいは誤飲誤食した、食べた物が大きかったという可能性も考えられます。 消化したものを吐く「嘔吐」 嘔吐とは、一度胃の中に入れたのものを吐くことです。 つまり 「消化したものを吐く」ということになります。 この場合は食道から下の器官になんらかの異常がある可能性があります。 また、ドッグフードが合わないといった消化系のトラブルも考えられるでしょう。 考えられる病気や原因• 胃捻転(いねんてん)• 腸捻転(ちょうねんてん)• 胃拡張• 腸重積• 寄生虫やウィルスなどへの感染• 食物アレルギー• 熱中症• 異物を飲み込んだ• 腫瘍ができている これらはほんの一例ですが、このようなことが原因で嘔吐を繰り返すトイプードルが多いようです。 対策方法 1日3回以上、あるいは何日も嘔吐が続いている場合はすぐに動物病院へ連れて行きましょう。 吐いたものの色が黒ければ黒いほど、重症である可能性が高いです。 嘔吐物に明らかに血が混じっている、あるいは赤・茶・黒色をしている場合も、嘔吐している回数に関係なく動物病院を受診するようにしましょう。 口腔内・歯の異常 嘔吐ではなく「吐出」の場合、口の中や喉、それから食道になんらかの異常がある可能性が高いと言えます。 考えられる病気が原因• 熱中症• アレルギー• 尿毒症• 糖尿病• 副腎機能不全• すい炎• 子宮蓄膿症 トイプードルは暑さに弱い犬種なので、日本の夏は彼らにとって過酷です。 外よりも室内の温度の方が高くなることもありますので、熱中症には十分注意しましょう。 対策方法 先ほど挙げた病気を患っていると、 決まって水をたくさん飲む・おしっこの回数が増えるという行為が見られるようになります。 つまり「多飲多尿」ですね。 たとえ嘔吐の回数が少なくても、明らかに水を飲み過ぎている、おしっこの回数が異常に多いと感じる場合、そんな時もすぐに獣医さんに診てもらうようにしましょう。 「病気以外」で吐く場合の原因と対策方法 病気以外で吐く場合、 ストレスや 食べ過ぎなどで吐くこともよくあります。 他にも考えられる理由というものがあるので、代表的な例を紹介していきたいと思います。 ストレス 犬は強いストレスを感じると自律神経が乱れ、胃液の分泌が増えて嘔吐や下痢をすることがあります。 とくに お留守番の時間が長かった時などに嘔吐する犬は多いですね。 トイプードルは飼い主さんと触れ合う時間が大好きなので、長時間のお留守番が続くとストレスを溜めやすい傾向にあります。 対策方法 一緒に過ごしている時にたくさんコミュニケーションをとることで、トイプードルに余計なストレスを与えずに済みます。 もしも長時間不在にする場合は、その前に思いっきり運動させてあげるといいですよ。 こうすることで、お留守番の時にぐっすり眠ってくれることが多くなります。 他にも、 飼育環境を清潔に保つこと、室内の温度・湿度に気を配ることも、トイプードルに余計なストレスを与えずに済む方法じゃ。 トイプードルが快適に過ごせるよう工夫してあげよう! 食べ過ぎ お腹いっぱい食べ過ぎたり、勢いよく食べ過ぎた時などに吐いてしまうことあります。 この場合、吐いたあとにケロッとしているのが特徴です。 それほど心配する必要はありません。 対策方法 トイプードルのような小型犬は、一気に大量のごはんを食べると吐き出してしまいます。 必ず一度に与える量を少なめにして、それを1日2回~3回ほどに分けて与えるようにしましょう。 もしも勢いよく食べる傾向がある場合は、食べる前に落ち着かせる、器の形状を変えるなどの工夫をするといいですよ。 空腹 空腹が続くと吐く犬も多いです。 とくに夕食から朝食までの時間が長い場合、胃酸が出過ぎて朝方に 胃液(白い泡や透明の液)を吐くといったことがあります。 対策方法 空腹で吐かないようにするためには、夕食の時間をちょっと遅めにしてあげるといいですよ。 あとは良質な動物性タンパク質(お肉)が使われている餌に移行し、腹持ちを良くさせてあげるのも1つの方法です。 夕食の時間が不規則な場合は、朝食の量を少し減らし、夕食の量を増やしてあげる方法もおすすめじゃぞ! 車酔い 犬も人間と同じで、車酔いによる嘔吐は珍しくありません。 車の振動が平衝感覚を乱れさせ、胃液をたくさん分泌させてしまうことが原因と言われています。 対策方法 車で酔いやすい場合は、あらかじめ動物病院で酔い止めの薬を処方してもら方法があります。 しかしすべてのトイプードルに薬が合うとは限らないので、 できるだけドライブ前に食事をさせないよう工夫をするのが一番です! あとは、適度に休憩をとりながらドライブしましょう。 これは胃腸の調子を整えるなどの理由があるようで、決してダメなことではありません。 しかし、 中には除草剤や農薬が撒かれている場合もあるので十分注意しましょう。 ある程度は嗅ぎ分けられると言われていますが、万が一口にしてしまったら命を落とし兼ねません。 対策方法 犬が草を食べることは決してダメなことではないので、 家庭で犬専用の草を育ててあげるといいかもしれませんね。 その方が安全に食べさせることができます。 あとは普段から消化の良い餌を食べさせるといいでしょう。 あまり胃腸に負担をかけない食事を心がけることも1つの方法です。 ドッグフード ドッグフードが体質に合わなかったり消化の悪いものだったりすると、食べた後に嘔吐してしまうことがあります。 あとはフードが酸化して脂が古くなっていることも考えられます。 基本的に、 犬にとって穀類が主原料になっているフードは非常に消化しづらいです。 代表的なもので言えばトウモロコシ、小麦などですね。 あとは 低品質なお肉が使われている場合も、上手に消化できずに吐き出してしまうこともあります。 対策方法 良質な動物性タンパク質を主原料にした、無添加で穀物不使用のドッグフードを与えるようにしましょう。 実はこのようなドッグフードは 涙やけ対策にもなるので、トイプードルのような犬種にはおすすめの内容だったりします。 また、ドッグフードが酸化していないかも随時チェックするようにしましょう。 無添加ドッグフードほど酸化しやすいので、開封した後は保存の仕方に十分注意する必要があります。 嘔吐物に食べ物以外のものが混じっている(破片など)。 食欲がない、元気がない、ぐったりしている。 下痢をしている。 うんちの色やニオイがおかしい。 1日3回以上吐いている。 何日も吐き続けている。 吐いたものが赤色・茶色・黒色をしている。 よだれが異常に出ている。 これらはほんの一部ですので、他に何かしら異変を感じた場合はすぐに動物病院へ行きましょう。 その時は、できるだけ吐いたものや検便用のうんちを持参することです。 それが診察をスムーズにしてくれます。 あとはわんちゃんの症状や吐いた時の様子、思い当たる原因など、とにかくどんな些細な事でもいいので獣医さんに伝えるようにして下さい。

次の

犬が嘔吐して泡や胃液を繰り返し吐く7つの原因と病気

犬嘔吐 繰り返す

目次 監修/石田陽子先生 (石田ようこ犬と猫の歯科クリニック院長) 吐いたものの色と考えられる原因は? 犬が嘔吐したときは、何をいつから吐いたか、繰り返して吐いているか、何色か、嘔吐のほかに異変はないかをよく観察することが大切。 犬が吐いたものの色がわかる写真を撮っておいて獣医師に見せると、原因の特定が早まり適切な治療につながります。 吐しゃ物の色 考えられる原因 茶色 ・未消化のフードを吐いている・食べたものに血液が混ざって茶色くなっている ピンク色または赤色 ・口の中や食道、胃、腫瘍などからの出血の可能性が 濃い赤色または 赤黒い、黒い色 ・胃潰瘍や腫瘍、胃の粘膜からの出血などの可能性が 黄色、緑色 ・空腹などによって胆汁が逆流した・胃腸の働きが悪くなって泡状の胆汁を出した 透明、白い色 ・水の飲みすぎや空腹、ストレス、胃酸過多、逆流性食道炎など シーン別 愛犬が吐いたとき、こんな理由が考えられます 犬が吐くときは早食いやアレルギー、ストレス、病気などさまざまな理由があります。 ここではその中でもとくに見られやすい吐く原因を解説。 犬が吐くタイミングや吐しゃ物を、 しっかり見極めて対処しましょう。 原因1 早食いによるもの 食べ物を一気に食べる癖がある犬は、消化が追いつかず、食後に嘔吐することがあります。 愛犬に早食いの傾向があるなら、フードの粒の形状や大きさを変えて与える、食事の1回分の量を減らして少量を数回に分けて与える、消化しやすいようにふやかして与えるなどの工夫をするといいでしょう。 そのほかにも食べるスピードを遅くする、早食い防止対策の食器を利用して、一気に食べないようにさせることも効果的です。 原因2 フードや食材が合わない ある特定のフードや食材、サプリメントを与えた際にだけ嘔吐する場合がこれにあたります。 初めて与えたときだけでなく、これまでは問題なかったフードでも、加齢や体調によって、嘔吐することも。 犬が食物アレルギーを引き起こす食材はさまざまですが、代表的なものは下記になります。 食物アレルギーと思われる症状が出たときは、最近与えたフードや食材、サプリメントをメモしておき、疑いのある原料について獣医師に相談してみましょう。 その際、食物アレルギーの血液検査を行うなどするといいでしょう。 その後、疑いのある原料が入っていない、フードやおやつを選んで、6~8週間与えて様子を見るといいでしょう。 原因3 車慣れしていない犬を車に乗せた 乗り物が苦手な犬は、緊張や不安のストレスで、車の移動のたびに吐いてしまうことも。 車に乗る直前は食事や水を与えない、少し運動させてストレス発散後に車へ乗せる、ウンチとオシッコをさせてから車に乗せる、途中でこまめに休憩を入れながら走行する、などの方法で対処しましょう。 乗り物酔いが原因だと明確にわかっているような場合には、事前に動物病院で相談して酔い止めを処方してもらっておくといいですね。 原因4 朝ごはんの前に空腹で 愛犬が朝になると黄色を帯びた液体や泡状のものを吐くというシーンがよく見受けられます。 吐いたものの色が黄色や緑色なら胆汁が含まれているという意味。 それは空腹のために胃液に胆汁が混ざって嘔吐しているからです。 愛犬が元気でごはんをしっかり食べていて、便や尿に異常がなければ、あまり心配する必要はありません。 毎朝繰り返すといった場合は、朝ごはんの時間を早くするか、夜ごはんの時間を遅めにする、食事の量を減らして回数を増やす、間食や少量の夜食を与えるなどの対応をすると、嘔吐の予防につながります。 緊急性の高い嘔吐 愛犬が急に吐いたとき、飼い主さんはすぐに動物病院に連れて行くべきか判断が難しいもの。 犬が嘔吐のほかに痙攣(けいれん)や震えを起こしている、ぐったりしていて意識がない、誤食したなど、緊急性の高い嘔吐については飼い主さんが知っておくことで、早期発見につながることも。 場合によっては開腹手術などが必要になることもあるので、下記のような様子が見られたら、すぐに動物病院へ向かうようにしましょう。 下痢を伴った嘔吐を繰り返す場合 愛犬が下痢を伴った嘔吐を繰り返す場合は、胃腸炎や大腸炎、膵炎(すいえん)といった内臓系の病気や、ウイルス性疾患などが疑われます。 ウイルス性疾患の中でも、コロナウイルス腸炎、レプトスピラ症、パルボウイルス腸炎は、感染すると嘔吐の症状が見られます。 下痢と嘔吐が見られる感染症の中でも、とくに緊急性の高いものが「パルボウイルス腸炎」で、最悪の場合は、1〜2日で死に至ることもあります。 これらは子犬に多い病気で、ワクチン接種で予防できる感染症ですが、ワクチン接種をしていない子犬で嘔吐やトマトケチャップのような便が出たら、すぐに動物病院で受診してください。 愛犬が吐いたあとぐったりしている 愛犬が吐いたあと、明らかにぐったりしている場合は、緊急性が高い可能性が。 とくに胃拡張や胃捻転症候群は、そのまま放置すると倒れて動けなくなり、内臓の壊死(えし)や多臓器不全で死に至る危険な病気です。 嘔吐を繰り返して愛犬に元気や食欲がない場合は、発熱していることもあります。 いつも元気な犬がぐったりしているときは、どこかに異常がある可能性が高いので、なるべく早く動物病院で診察を受けましょう。 また、多頭飼いをしている環境だと、ほかの犬たちも同じ症状に見舞われる可能性がありますから、急いで獣医師の診断を受けましょう。 誤食による中毒の可能性がある場合 ネギ類、チョコレート、タバコなどの中毒を起こすものを誤食して吐いていると、明らかにわかっている場合は、すぐに吐き出させたほうがいいことも。 誤食の量によっては一刻を争う危険な状況ですので、すぐに動物病院に連絡して指示に従いましょう。 吐いたものに血が混ざっている場合 吐いたものに明らかに血液が混ざっている場合はすぐに動物病院へ。 口の中や食道、胃、そのほかの内臓からの出血や、腫瘍による出血などの可能性があります。 水を飲んでも吐く場合 フードを食べていないのに、水を飲んでも吐く場合には、消化管が閉塞している場合や、胃捻転の可能性があります。 命にかかわる危険な状態ですから、一刻も早く獣医師による適切な処置が必要です。 愛犬が吐いたときは自己判断せず動物病院へ! 犬の嘔吐は、状況によっては危険を伴うことも考えられ、今回解説したほかにも腎臓や肝臓、膵臓の病気で吐くことがあります。 愛犬の様子をよく観察し、いつもと様子が違う場合は早めに動物病院で受診しましょう。 監修/石田陽子先生 獣医師。 川崎市の石田ようこ犬と猫の歯科クリニック院長。 主に歯科・歯周外科診療と行動カウンセリングを行う。 愛犬は和音くん(オス・11才/4. 7kg/ミニチュア・ダックスフンド).

次の