大学無償化 最新。 大学無償化(大学等修学支援法)の所得制限は?最新情報と在学生、母子家庭や生活保護家庭の注意点とは?

大学の授業料全額免除も可能!無償化開始で変わる?「子の教育費」完全マニュアル

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Contents• 大学無償化(高等教育無償化)はいつから? 在学生への対応は? 実施時期は、2020年4月(2020年度の在学生(既に入学している学生も含む。 )から対象)からスタート予定です。 それに当たり給付型の奨学金については2019年度中から進学前の予約採用手続などがスタートし、既に大学等に在学している学生についても、2019年度の夏以降、年度内に手続きを行う流れになっています。 実際の流れは以下の通りです。 受験生は2019年秋から年末にかけ、JASSOに対し給付型奨学金の予約採用申請手続きをする。 本人が世帯収入確認のためのマイナンバーを提出、高校は本人の進学意欲等を確認してJASSOに報告。 JASSOはこれらを基に奨学金受給要件に適合するか確認し、採用候補者を決定・通知する。 採用候補者が対象となる大学等に入学することが決まると授業料等減免についても対象となり、大学等に対して減免の申し込みをする。 大学等はJASSOと連携して申し込み者の要件を確認し、減免を行う。 無償化は2020年度の入学者だけでなく、同年度、2年次~4年次に進級する学生も対象になる。 こちらの手続きは受験生の予約採用手続きの後に進める予定だ。 受験生の場合と同様にJASSOにマイナンバーを提出して申し込み、大学は支援の要件となる学習状況をJASSOに報告。 JASSOが所得要件と学習状況を確認し、支援の可否を決定する。 shinken-ad. html 2020年度から制度の適用を受けるには、2019年度から動き始める必要があるということになります。 大学無償化の対象者とは? 所得制限も要確認! 支援対象となる学校種としては、大学・短期大学・高等専門学校・専門学校が対象です。 授業料の減免の支援対象となる学生は、住民税非課税世帯及び、それに準ずる世帯の学生で、世帯の所得により3段階に分かれます。 住民税非課税世帯には授業料と入学金の全額を免除• 年収300万円未満の世帯には住民税非課税世帯の支援額の3分の2を支給• 年収380万円未満の世帯には3分の1をそれぞれ支給 授業料減免・給付型奨学金の概要 授業料減免の概要 給付型奨学金の概要 それ以外にも支援対象者の要件(個人要件)学業や人物に係る要件や、大学等の要件(機関要件)もありますので、所得制限の要件に該当したからといってすべての学生が対象になるわけではありません。 逆に、所得制限の要件に該当しそうな場合には、学業や人物に係る要件や、どの学校が対象になるのかなどの情報は事前に確認しておくべきだと感じます。 また、特に2020年度のスタートに当たり予約採用手続き等は2019年度中に始まりますので、通学している高校からのアナウンスも聞き逃さないようにしていきたいものです。 私立大学はどうなる? 上記の表にあるように、私立大学も授業料減免、給付型奨学金のいずれも対象となります。 政府は2018年12月に、教育無償化に関する関係閣僚会合を開き、高等教育の無償化について、深刻な経営状態にある私立大や短大を無償化の対象から外すことを決めました。 計10校程度に上る見通しだそうです。 財務状況は学校法人の決算で判断し、定員充足率は1校ごとにみる。 1法人が複数の大学や短大を運営する場合も、無償化の可否は1校ごとに決める。 yahoo. まとめ 政府は法案成立後、速やかに関係する政省令等を整備し、2020年4月からの支援措置実施に向けて様々な準備行為を行うことになります。 大学等が機関要件の確認を申請し、進路希望が固まり始める夏頃には対象大学を公表していきたい考えのようです。 今後は、どういった大学が対象になるのか、生徒の審査基準についても明確化されてくるものと思われます。 動向が分かり次第お伝えしてきます。 今後を考える これからの時代、なんとなく過ごしているだけでは苦しくなるばかり。 何かしら手を打たないと、と漠然と感じている人も増えています。 あなたはいかがですか? こうした中、私は、先を見越して何をしたらいいのかと 考えている人向けに、無料のメールマガジンを配信しています。 選択肢のひとつ、解決策の一助になれば幸いです。 以下から無料で登録できます。

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【2020年4月開始】大学無償化「高等教育の修学支援新制度」 対象者の要件と金額を解説 | マネーの達人

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広告 2018年12月28日の閣僚会議から 2018年12月28日の閣僚会議で決定されたことを中心に現在まで決定していることを、要件をかいつまんで簡単に紹介します。 細かい内容はのPDFに載っていますが、少しわかりにくいんですよね。 大学無償化の目的、方法は? 公式に発表されている高等教育無償化についての趣旨は以下の通りです。 広告 大学無償化法の対象大学は? 支援対象となる学校種 公式資料の内容を見る限り、「大学・短期大学・高等専門学校・専門学校」となっています。 私は元々、案の時点から注目していたのですが、対象は国公立大学のみでいいと思っていました。 しかし、どうやら私立大学も対象になるようです。 それどころか、 短期大学や高専、専門学校も対象になります。 大学等の要件(機関要件) まずは、公式資料の内容をご覧ください。 1.実務経験のある教員による授業科目が標準単位数(4年制大学の場合、124単位)の1割以上、配置されていること。 2.法人の「理事」に産業界等の外部人材を複数任命していること。 3.授業計画(シラバス)の作成、GPAなどの成績評価の客観的指標の設定、卒業の認定に関する方針の策定などにより、厳格かつ適正な成績管理を実施・公表していること。 4.法令に則り、貸借対照表、損益計算書その他の財務諸表等の情報や、定員充足状況や進学・就職の状況など教育活動に係る情報を開示していること。 国立大学、公立大学、私立大学、短大、専門学校の減免対象額 今回、大学無償化法の大きな柱である、 授業料等減免制度の創設という名前から想像が付くと思いますが、実は無償化されるのはごく一部の世帯のみです。 具体的な対象は、減免額が多い『年収250万円未満( 住民税非課税世帯)』の場合です。 住民税非課税世帯の減免額 住民税非課税世帯については、国公立大学であれば基本的に 全額免除の扱いです。 私立大学でも、国公立大学との差額が多くなければ全額免除されることになります。 国公立 私立 入学金 授業料 入学金 授業料 大学 約28万円 約54万円 約26万円 約70万円 短期大学 約17万円 約39万円 約25万円 約62万円 高等専門学校 約8万円 約23万円 約13万円 約70万円 専門学校 約7万円 約17万円 約16万円 約59万円 国公立 私立 入学金 授業料 入学金 授業料 大学 約9万円 約18万円 約9万円 約23万円 短期大学 約6万円 約13万円 約8万円 約21万円 高等専門学校 約3万円 約8万円 約4万円 約23万円 専門学校 約2万円 約6万円 約5万円 約20万円 入学後にも学生に要件が課される まずは、公式資料の内容をご覧ください。 学業・人物に係る要件• 支援措置の目的は、支援を受けた学生が大学等でしっかり学んだ上で、社会で自立し、活躍できるようになること。 進学前の明確な進路意識と強い学びの意欲や進学後の十分な学習状況をしっかりと見極めた上で学生に対して支援を行う。 高等学校在学時の成績だけで否定的な判断をせず、高校等が、レポートの提出や面談等により本人の学習意欲や進学目的等を確認。 大学等への進学後は、その学習状況について厳しい要件を課し、これに満たない場合には支援を打ち切ることとする。 次のいずれかの場合には、直ちに支援を打ち切る。 なお、その態様が著しく不良であり、懲戒による退学処分など相応の理由がある場合には支援した額を徴収することができる。 次のいずれかの場合には、大学等が 「警告」を行い、それを連続で受けた場合には支援を打ち切る。 退学・停学の処分を受けた場合• 修業年限で卒業できないことが確定した場合• 修得単位数が標準の5割以下の場合• 出席率が5割以下など学習意欲が著しく低いと大学等が判断した場合• 修得単位数が標準の6割以下の場合• GPA(平均成績)等が下位4分の1の場合(斟酌すべきやむを得ない事情がある場合の特例措置を検討中)• 出席率が8割以下など学習意欲が低いと大学等が判断した場合 その他• 現在の給付型奨学金の取扱いと同様に、以下を要件とする。 ・日本国籍、法定特別永住者、永住者又は永住の意思が認められる定住者であること。 ・高等学校等を卒業してから2年の間までに大学等に入学を認められ、進学した者であって、過去において高等教育の無償化のための支援措置を受けたことがないこと。 ・保有する資産が一定の水準を超えていないこと(申告による。 在学中の学生については、直近の住民税課税標準額や学業等の状況により、支援対象者の要件を満たすかどうかを判定し、支援措置の対象とする。 また、予期できない事由により家計が急変し、急変後の所得が課税標準額に反映される前に緊急に支援の必要がある場合には、急変後の所得の見込みにより、支援対象の要件を満たすと判断される場合、速やかに支援を開始する。 大学無償化法は国公立だけでいい 大学無償化法について、私が対象にしてほしいのは、「国公立大学」のみです。 (案の内容を見ると、国立大学と公立大学のみが全額免除のようですね。 ) どうしても「無償の国公立大学」ではなく、「(もちろん有償の)私立大学」に行きたい場合は、 自分で奨学金を借りてでも行くと思います。 個人的には、世間でいう 『Fラン大学』は早々に潰れてほしいです。 私は、低収入世帯で育ったわけではありませんが、兄弟が多いこと、父親の仕事が自己出費の多い職業だったこと等を理由に、結果的に裕福な家庭ではありませんでした。 もちろん、大学進学費用を両親が負担してくれるほど余裕もありません。 田舎育ちということもあり、国公立大学が自宅から通える距離になかったため、国公立大学にいくにはどうしても一人暮らしをする必要があります。 上記の理由からも、所得制限だと意味がないこともわかりますね。 その当時の私は、「奨学金を借りて」「アルバイト尽くしの大学生活」を送りたいとは思っていませんでした。 私のように、「借金をしてまで大学に行きたい」と思う人はいなくても、 国公立大学が無償化となれば大学進学を選ぶ人は多くなるでしょう。 大学には、学べることが沢山あると聞きます。 私は 未来ある子供達に、親の収入のせいで大学進学を諦めるようなことをさせたくありません。 そのためにも、この 大学無償化法(高等教育無償化)、念入りな調査と議論で、いい制度になっていただきたいですね。 (案の中には、成績の悪い生徒への免除を打ち切るものもあるようです。 ) 高校の義務教育化についての記事も書いています。 >> 幼児教育の無償化についても記事を書いています。 >> 大学無償化(高等教育無償化)のデメリットは? もちろん、こういった新しい制度にはメリットだけでなくデメリットが存在します。 主に、世間で騒がれているものを紹介しましょう。 既に大学を卒業している人からすると不公平・ずるい 既に大学を卒業済であったり、金銭的な理由から大学進学を諦めた人たちからすると、大学無償化法(高等教育無償化)は不公平でずるいと感じる人がいるようです。 しかし、それはおかしな話です。 よりよい世の中にするために制度の改正があるのです。 未来ある若者の学力向上の妨げが金銭面というのは、先進国としては恥ずかしいです。 大学無償化法に使う財源がもったいない 大学無償化法には、莫大な予算がかかります。 しかし、若者が育たなければ国は衰えていくばかりです。 未来への投資だと思いましょう。 いまいちな制度になりそう 懸念していた年収制限は残りそうです。 となると、 「貧乏ではないが大学には行けない」という子供たちは救われそうにありません。 費用が足りないのかと思いきや、まさかの短期大学や専門学校も対象になったことで不満が大きくなってしまいました。 素晴らしい学校もあるのかもしれませんが、その費用があるのであれば国公立大学に集中して、年収制限を取っ払う方がいいです。 残念な結果になりました。 何故か 私立の方が給付型奨学金の受給額が多いんです。 おかしな話です。 今後の制度変更に期待しましょう。 大学無償化法(高等教育無償化)の元々出ていた案について 今回の 大学無償化法(高等教育無償化)の対象については、元々2つの案が検討されていました。 案1:出世払い方式 学生が卒業後、 「ある一定の収入」を越えた時点から返済が開始されるというものです。 この方法は 『無利子奨学金』であって、 「大学無償化」とは違うのではないでしょうか・・・。 どうやらオーストラリアの 『高等教育拠出金制度(HECS(ヘックス))』 をモデルにしているようですが、現在の日本で同じような制度をそのまま取り入れても、上手くいくとは思えません。 現状を把握できぬまま安易に海外の制度をモデルに・・・ 本当にいい結果が生まれるのでしょうか。 案2:所得制限 無償化の対象を『住民税非課税世帯』のみとする方法が所得制限です。 この『住民税非課税世帯』、どのくらいの年収のことを指すのでしょうか。 自治体や家族の人数によって変わるため、正確な数字は答えられませんが、 おおよそ夫婦子供一人の世帯なら 年収210~220万円以下程度です。 ふと気になるのは、 この年収の家庭では、大学に進学する人達の割合はどのくらいなのか ということです。 大学の学費が無償になったところで、 大学に行く人なんてほとんどいないんじゃないでしょうか。 一体、何がしたいのかわかりませんね。 こういった経緯を考えると、かなり良い方向に進んでいると言えるのではないでしょうか。 記事、読ませて頂きました。 現在、大2と高2小学生の3人の子供を持つシングルマザーです。 誕生直後より学資保険などで学費は貯めてきました。 が、離婚話が進むにつれ父親が大2の子供に「奨学金を借りろ」と言ってきていたのです。 子供には「学費は賄えるはずだからおかしい」と伝えておりましたが、未だ子供宛に振り込まれてない状態です。 子供に借金を背負わせるなんて、できないと思いWワークを考えていました。 小学生が居る中でWワーク(正社員です)をする事が小学生の子供にどういう影響を与えるかと覚悟していました。 寂しい思いをさせる・・・と、とても心配でしたが今回の無償化の話を知り、本当に涙の出る思いです。 高2の子供も大学進学を考えています。 1年間大2の子供と被るので、非常に不安が大きかったです。 1人親にとっては、希望の光です。 記事の中で国立のみと記載されている部分がありました。 私は、そこに公立も是非入れて頂きたいと思いました。 学部によっては、国立では手が届かなくても、公立なら・・・という子供もたくさんいます。 現に私の子供も、国公立合わせて上から3番目の学力の所にいます。 公立の良さも、解って頂けたら幸いです。 国立大学1年の子と高校2年の子がいるシングルマザーです。 長子は国立大学なら授業料の減免を受けることができると知り、浪人せず確実に合格できる国立大学(寮で独り暮らし)に入学しました。 成績(GPA)は上位10%以内です。 しかしながら、2020年からの新制度で国立大学生で授業料減免を受けていた子の6割以上が資格停止になるそうです。 基準が相当絞られたからです。 子供二人が大学生だと国立大学の学費でも厳しいです。 来年から授業料減免も無利子奨学金も受けられないとなるわけです。 まだ高校生の子も入試制度が不安定で、塾にも入っていませんので不安でいっぱいです。 なお、死別で夫はいません。 偽装離婚をして不正受給をする家庭が増えそうで怒りがこみ上げます。 私立大学には多くの官僚が天下っているようで、明らかに私立大学を優遇する政策ですね。 これなら、奨学金制度(生活費も保障されている)外国の大学を受験させたほうが良かったです。 今後、頭脳の流出は避けられないと思います。

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私立大学無償化 最新情報

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大学無償化法は専門学校も対象 2019年5月10日、高等教育の無償化に向けた大学等修学支援法、通称・大学無償化法が成立しました。 これにより、2020年4月から低所得者層の学生が学費減免と給付型奨学金(返済不要)を受給できます。 なお、大学無償化法という名称から大学のみが対象、と誤解されがちですがそうではありません。 対象となる学校は大学、短大、高等専門学校、専門学校です。 つまり、現・高校3年生とその親からすれば、進学先候補が大学であれ、短大・専門学校であれ、今後の動きに注目したいところ。 もう一点、対象となるのは低所得世帯なのですが、間接的には中間層へも影響がありそうです。 対象は年収270万円、300万円、380万円未満 まずは対象となる世帯から。 原則として、世帯年収約270万円未満の住民税非課税世帯とそれに準じる世帯が対象です。 住民税非課税世帯であれば、授業料・入学金の減免額は96万円(私立大学)を最高として各学校種別・設置者(国公立・私立)別に応じた額が減免されます。 さらに生活費を含む返済不要の奨学金が91万円(私立大学・下宿)、給付されます。 奨学金は自宅通学か、下宿(自宅外の生活)かで金額が変わります。 そして、世帯年収が270万円以上300万円未満だと授業料・入学金の減免額ならびに奨学金給付額が住民税非課税世帯の2/3、300万円以上380万円未満だと同じく1/3の金額となります。 世帯年収・学校種・学校設置者・自宅か下宿か、と4項目あり、減免・給付金額の合計は48種にも分かれます。 本稿では以下に、住民税非課税世帯の減免・給付額をまとめた早見表を作成しました。 学費減免・奨学金の学校種別早見表 定員割れ校は対象外でも全国で10校のカラクリ 大学無償化法は定員割れの私立大学救済につながるのでは、との批判が根強くあります。 この批判を受けて、大学無償化法は対象となる大学等について、以下の3条件を付けています。 ・法人の貸借対照表の「運用資産-外部負債」が直近の決算でマイナス ・法人の事業活動収支計算書の「経常収支差額」が直近3カ年の決算で連続マイナス ・直近3カ年において連続して、在籍する学生数が各校の収容定員の8割を割っている場合 運用資産は、換金可能な資産で現金・預金・有価証券など。 外部負債は外部から返済を求められる負債で長期・短期などいずれも含みます。 経常収支差額は教育活動・教育活動外の収入・支出を示します。 全部同じか、と思う方もいるでしょうがそうではありません。 たとえば、キャンパスの耐震補強工事のために数十億円の借り入れをした大学があったとします。 この場合、「運用資産-外部負債」の条件には引っかかります。 が、この大学の学生集めが順調であれば、他の項目には該当しません。 ちなみに、この学校法人会計のややこしさを知らなかったのか、とんでもないミスリードをしたのが2018年に大学特集記事を出した週刊東洋経済編集部です。 そして、文部科学省の出した該当校の3条件のうち、2条件は「法人」、つまり、学校法人を示します。 残り1条件である「直近3年連続で定員8割未満」は「各校」。 つまり、大学だと大学単独を示します。 これがまた絶妙な条件設定です。 日本私立学校振興・共済事業団「平成30年(2018年)度私立大学・短期大学等入学志願動向」によると、私立大学582校中、定員80%未満の大学は65校で11. 2%を占めます。 2年連続での動向も出ており、それによると、定員80%未満の大学65校のうち47校が2年連続で定員80%未満となっています。 ところが、読売新聞5月11日記事によると、対象外となる大学・短大は「10校程度にとどまる見通し」。 定員80%未満の条件に該当するのは大学だけで47校もあるはずなのに、なぜ10校程度となるのでしょうか。 そのカラクリが「学校法人」「各校」の使い分けです。 大学・短大等が定員割れだったとしても、学校法人が小学校・中学校・高校等を保有し、そちらの児童・生徒集めが順調、ということは良くある話です。 学校法人全体で黒字であれば文部科学省の示す3条件のうち、外部負債、経常収支差額の2条件には該当しません。 なお、定員割れ大学ですが、先ほどの事業団資料「入学志願動向」によると、定員割れ大学は漸減しています。 2018年は定員割れ80%未満の大学65校に、「80%以上90%未満」「90%以上100%未満」を足すと210校で私立大全体の36. 2017年は581校中、定員割れ80%未満は90校(15. 5%)、定員割れ全体だと229校で私立大全体の39. 2016年は定員割れ257校(全体の44. 5%)、2015年は定員割れ250校(全体の43. 2%)。 定員割れ大学は2015年に比べて7. 1ポイント、少なくなっているわけで、それだけ大学進学者が増えていることを示しています。 受給・給付を受ける学生は勉強継続が必要 受給・給付を受けた学生は該当すれば、ずっと貰い続けられる、というわけではありません。 文部科学省の示した要件として 次のいずれかの場合には、直ちに支援を打ち切る。 なお、その態様が著しく不良であり、懲戒による退学処分など相応の理由がある場合には支援した額を徴収することができる。 1: 退学・停学の処分を受けた場合 2:修業年限で卒業できないことが確定したと大学等が判断した場合 3:修得単位数が標準の5割以下の場合 4:出席率が5割以下など学習意欲が著しく低いと大学等が判断した場合 要するに、支援を受けるからには真面目に勉強しろ、というところでしょうか。 打ち切り要件のうちの「GPA(平均成績等)が下位4分の1」がやや厳しいところ。 低所得世帯からの大学進学者が激増も この大学無償化法によって大学への進学者が増えることは間違いありません。 文部科学省資料によると、所得の低い世帯ほど、高卒後は就職者が多く、大学進学率は低くなっています。 資料が引用している「文部科学省科学研究費基盤(B)『教育費負担と学生に対する経済的支援の在り方に関する実証研究』(小林雅之研究代表)『2012年高卒者保護者調査』」によると、世帯年収400万円以下だと大学進学27. 8%に対して高卒就職は32. 450万円~600万円だと42. 4%・20. 0%で大学進学者が大きく増えます。 以下、625万円~800万円だと56. 1%・14. 5%、825万円~1025万円だと61. 9%・8. 8%、1050万円以上だと62. 9%・5. 文科省資料 高校教員に取材すると、高卒就職だけでなく専門学校進学も、高額な学費が影響している、と話します。 「低所得の世帯の生徒は高い学費は払えない。 そうなると、高卒就職か、学費が安いとのイメージが強い専門学校に流れやすい」(中国地方) 別の地域の高校教員も同様の見解でした。 「4年制大学の方が長い目で見れば高収入が期待できる、とアドバイスはする。 が、学費が高いとのイメージから、断念しやすい。 せめて、短大を勧めるのだが、こちらは女子中心とのイメージが先に来てしまう。 結果的に専門学校か、高卒就職という選択になるようだ」(中部地方) 文部科学省・学校基本調査(2018年)によると、2018年の高校卒業者は105. 6万人。 内訳は大学進学52. 4万人、短大5. 3万人、専門学校(専修学校専門課程・一般課程の合計)22. 6万人、就職18. 5万人となっています。 このうち、学費等が理由で4年制大学に進学していない高校生の選択肢である短大・専門学校・就職の合計数46. 4万人が来年以降、大きく変わる可能性は高いでしょう。 予想される影響1:国公立大学・短大がさらに難化へ 大学無償化法で考えられる影響は4点あります。 まず、1点目は国公立大の難化です。 大学無償化法と言いつつ、対象者は生活費を含め全額無償となるわけではありません。 元の学費が安い方がいいわけで、そうなると国公立大の志願者が増加し、その分だけ難化することが予想されます。 これは4年制大学だけでなく、短大も同様です。 近年、公立短大(国立短大はすでに廃止されています)は公立高校の進路指導教員からお得ルートとして注目されています。 一般入試倍率は2018年入試だと一番高い短大でも2. 4倍(会津大学短大部)と、4年制の国公立大学に比べて相当低くなっています。 入試のハードルが低く、それでいて短大卒業後に4年制の国公立大・私立大に編入する、というルートが存在します。 高校卒業時点の学力が低く、国公立大に入学できるほどでないにしても、公立短大なら可能です。 公立短大で2年間、勉強を頑張って、そこから国公立大に編入すればそれだけ就職の選択肢も広くなります。 なお、女子短大以外は男子も進学可能です。 大分県立芸術文化短期大学の授業風景 文系の公立短大は以下の通り。 岩手県立大宮古短大部 経営情報学科 岩手県立大盛岡短大部 国際文化学科 山形県立米沢女子短大 国語国文科、英語英文科、日本史学科、社会情報学科 会津大学短期大学部 産業情報学科 大月短期大学 経済科 岐阜市立女子短大 英語英文学科、国際文化学科 三重短大 法経学科(1・2部) 島根県立大学短大部 総合文化学科 大分県立芸術文化短大 国際総合学科、情報コミュニケーション学科 鹿児島県立短大 文学科、商経学科(1・2部) 予想される影響2:専門学校は打撃でさらに廃校も 大きく影響を受けるのが、専門学校です。 大学無償化法の対象に専門学校も含むので本来であれば恩恵を受けるはず。 しかし、私は一部ないし相当数の専門学校がネガティブな影響を受ける、と見ています。 理由は対象校範囲、大学進学志向の2点です。 まず、一点目の対象校範囲ですが、もう一度、おさらいしましょう。 ・法人の貸借対照表の「運用資産-外部負債」が直近の決算でマイナス ・法人の事業活動収支計算書の「経常収支差額」が直近3カ年の決算で連続マイナス ・直近3カ年において連続して、在籍する学生数が各校の収容定員の8割を割っている場合 外部負債・経常収支差額の2条件は学校法人、定員8割割れは大学単体、と主語が異なっており、この条件に該当する大学・短大は10校程度、ということは先にご説明した通りです。 では、専門学校はどうか、と言いますと、専門学校を有する学校法人はその多くが専門学校のみです(1校か複数校かはともかく)。 大学・短大を有する学校法人は幼稚園・小中高も有しているところが多く、そちらが順調なら大学・短大は定員割れでも外部負債・経常収支差額の2条件に当てはまりません。 ところが、専門学校を有する学校法人は1校のみか複数校かはともかく、専門学校以外の学校を有していないところが多数です。 2点目は高校生の進学志向の高まりです。 専門学校の学生集めが順調ならいいのですが、2000年代以降、大学以上にほぼ全入、という状態が続いています。 文部科学省「学校基本調査」によると、2000年には専門学校は専修学校3551校、各種学校2278校ありました。 それが2018年には専修学校3160校、各種学校1164校とそれぞれ減少しています。 1990年代以前に専門学校が教育の中心を担っていた分野は医療、福祉、ファッション、漫画・アニメなど多数ありました。 それが、いずれも大学に移行。 そうなると、学生集めが苦しくなります。 それでも学費が安そう、というイメージから専門学校進学を選択する高校生は2010年代以降も18%前後はいました。 が、この18%のうち、一部ないし相当数は専門学校を積極的に選んだ、というよりは学費による消極的な選択です。 それが大学無償化法によって大学への進学も可能、となれば専門学校を選択する合理的な理由は消えてしまいます。 この2点の理由から、専門学校進学者は大学無償化法の影響によってむしろ減少することが予想されます。 そのため、専門学校を有する学校法人は4年制大学・短大または専門職大学への転換を図るか、閉校するか、など厳しい選択をするところが多くなる見込みです。 予想される影響3:中間層への給付奨学金がさらに充実? 大学無償化法は低所得層に対しての支援策です。 しかし、該当しない世帯の教育負担が楽か、と言えば決してそんなことはありません。 当然ながら、中間層に対しての支援は、と不公平感が出てきます。 毎日新聞2019年5月14日朝刊「『大学無償化』言い過ぎ 厳しい所得制限/中間層支援なし 識者『制度は不十分』」記事を掲載。 この中で、中間層への支援についての識者コメントを掲載しています。 奨学金問題に詳しい岩重佳治弁護士は「低所得者層への手厚い支援自体は悪くない」としつつも「中間層の多くが貸与型奨学金を利用し、借金に苦しみ、人生設計ができないという問題が生じている。 大事なのは所得制限を設けず、支援策を講じることだ」としている。 中間層の不公平感は国・文部科学省へ、というよりは大学内で噴出することが予想されます。 そこで先読みできて、かつ、体力のある大学は中間層も対象となる給付型奨学金や学費減免制度をさらに充実させる可能性があります。 予想される影響4:大学格差、さらに広がる? 前項と似たところでは、大学無償化法にある学費・入学金の支払いについても、体力のある大学は先読みして、支援策をさらに検討するはずです。 というのも、前記の通り、国・文部科学省は入学金と前期授業料を一度、大学に納入。 そのうえで、国が還付する、という制度設計を想定しています。 一時的にしろ、まとまった金額を納入する必要があるわけで、それも負担、と考える世帯・受験生は間違いなくいます。 これを先読みして、大学が無利子で入学金・授業料を貸し付けたうえで納入という形を取る制度を設けるところも出てくるでしょう。 大学が貸し付けるのはまずい、ということであれば、金融機関を紹介し、大学・学校法人が保証人となる、という制度も考えられます。 この入学金・授業料の無利子融資と前項目の中間層への奨学金制度の充実はどちらも共通点があります。 それは実施する大学・学校法人がそれだけ体力がある、という点です。 中間層への奨学金制度の充実も単に中間層への不公平感解消、というだけではありません。 充実させることによって、それだけ受験生が順調に集まりますし、その分だけ、就職その他、大学の実績も上がることが予想されます。 しかし、無利子融資にしろ、奨学金制度の充実にしろ、それができるのは財務体質のすぐれた大学だけです。 そうでない大学は大学無償化法によって一時的に学生が集まっても長期的には集まらず、大学・学校法人の格差が広がる、ということも予想されます。 予想される影響5:高卒採用、さらに求人難へ 専門学校進学以上に大きな影響を受けそうなのが高卒就職です。 文部科学省資料にある「学歴別の生涯賃金差」(2014年・男性/2016年労働政策研究・研修機構調べ)によると、高校卒だと2. 449億円に対して大学・大学院卒は3. 203億円と約7500万円もの差があります。 この違いは高校生や保護者も理解しています。 大学無償化法によって大学等に進学できるのであれば、高卒就職を積極的に選択する高校生はそれだけ減ることになります。 そうなると、これまで高卒採用で人手不足にならずに済んでいた企業は現在以上に売り手市場/採用氷河期を迎えることになります。 申し込みは今年夏からで慌ただしい! この大学無償化法ですが、支給開始は来年の2020年度から、とあって、実は結構、慌ただしいスケジュールとなっています。 今年7~8月ごろ、夏に、大学等の対象が公表されます。 対象校、ということはリストに漏れている対象外の大学等も判明することになります。 高校3年生は、この対象校の公表時期と同じ、夏頃に給付型奨学金について申し込むことになります。 審査したうえで決定するのが冬ごろ。 そして、翌年の2020年度から支給が始まります。 一方、入学金・前期授業料は一度、大学に納付。 そのうえで国が還付する形を文部科学省は想定しています。 すでに大学等に入学している学生についても、2020年度以降、大学等に減免を申し込むことになります 高校3年生・大学等の在校生は対象となる場合、かなり慌ただしいスケジュールになります。 今後、対象校や申し込み先などが出てきますのでそうした情報に注意するようにしてください。 就活生のウソ・「盛る」を見破る方法 学生のウソ・盛るは今も昔も 就活において、ウソ・盛るは今も昔も変わりません。 しかし、企業からすれば、学生のPRポイントを信じて採用したところ、大したことはなく、がっかり。 挙げ句、採用担当者が他部署から「今年の人事は何をやっているんだ。 あんな外れ人材を採用するなんて」などと怒られることになります。 当連載は、採用担当者を想定読者としてお送りするものです。 その一回目が「学生のウソを見破る方法」。 エントリーシート・履歴書、面接の2段階で7点、ご紹介します。 それから、ウソを見破った後はどうするべきかについてもまとめました。 エントリーシートのウソ エントリーシートのウソは以下の3点です。 1:検証不能な数字を多用している 例:「飲食店のホール責任者として来客者数増加策に着手。 キャラクターグッズをプレゼントする方策を考案し、実現。 その結果、来客者数が大幅に増加した」 ちょっと考えれば、学生アルバイトにそう大きな権限など与えられません。 が、エントリーシートでは学生の権限を越えた実績・成果が飛び交います。 その典型が冒頭の例。 飲食店(ファミリーレストラン)のアルバイトだった学生が私に持ち込んだものです。 書類選考落ちが続く、と言うので、見たところ、このエピソードがありました。 3:エピソードの背景説明が長すぎて本人の説明がない 例:「ゼミでは女性キャリアの変遷について研究しました。 総合職は男女雇用機会均等法で(以下、説明が続く)。 私は聞き取り調査から卒業論文を執筆予定です」 冒頭の例だと「聞き取り調査」で何をどう苦労したかが、採用担当者の知りたいところ。 研究内容は「女性キャリアの変遷」だろうが「万葉集」だろうが「戦前の政党政治」だろうが、何でもいいはず。 ゼミに限らず、サークルやイベント運営など、エピソードの背景説明を長く書いてしまう学生は結構います。 それでいて本人がどう関わったかはほとんど書いていません。 こういうエントリーシートは、ウソを書いている可能性がやや高い、と言えます。 エントリーシートの注意 以上、3点、エントリーシートのウソをまとめました。 ただ、エントリーシートの段階では、学生がウソを書いているかどうか、判別しづらい点も多くあります。 というのも、学生が直接会ったキャリアセンター職員・カウンセラーやOB訪問で会った社員などから「エントリーシートは盛った方がいい(ウソを書いた方がいい)」という指導をすることがあります。 あるいは、直接は聴いていなくてもネットにあふれる「エントリーシートは盛った方がいい」を真に受けて書いてしまうことが多々あります。 悪意がないまま、ウソを書いている学生は、中には優秀な学生、その企業に向いている学生がいる可能性もあります。 そのため、近年ではエントリーシート・履歴書だけでは判定せず、一次面接と合わせて判断する企業が増えてきました。 面接のウソ 面接のウソは以下の4点です。 1:アピール内容と矛盾した内容しか話せない 例:プレゼン大会に出場し、面接でも好印象 近年、採用担当者の間で「就活生のウソ」として警戒感が急に高まっているのが、プレゼン大会出場者です。 プレゼン大会に出場したことはウソではなく、面接担当者の評価が高いのもウソではありません。 では、何がウソか、と言えば、プレゼンそのもの。 プレゼン学生を採用して外れだった、と嘆く採用担当者の言を紹介します。 「大規模なプレゼン大会で好成績だった学生がいた。 話し方も堂々としているし、面接担当者の評価も抜群。 最終選考でも役員が大絶賛。 で内定を出して入社。 ところが指示したことしかできない、外れ人材だった。 あとで調べると、その大学のゼミでプレゼン手法のノウハウを全部共有。 プレゼン慣れしていない学生が多い大会なら、好成績を残すのも当然。 そのプレゼンも『ゼミの先生が教えてくれたから』『前年の先輩がそれでうまく行ったから』という理由でやっているだけ。 自分の頭で考えていない。 以降、プレゼン学生は違う意味で就活生のウソと捉えるようになった」 プレゼン大会は各団体・大学が実施するようになっています。 その全て、とは言いませんが参加学生の相当数がプレゼン手法をマニュアルでどうにかしようとしてしまいます。 このプレゼン学生のウソを見破る方法は、やはり深堀り質問が一番です。 特にプレゼンのテーマについて、どんな文献を調べたか、反対意見の文献はどれだけ読んでどう判断したか、などを聞いていくと有効です。 プレゼンにきちんと取り組んだ学生であれば、反対意見の文献も調べています。 一方、プレゼン学生は、数冊程度しか読まずにプレゼンを構成しようとしています。 学生のウソを見破った後は 採用担当者は学生のウソを見破った後、どう動くべきでしょうか。 書類選考の段階であれば、その書類を適切に処分すればいいだけです。 問題は面接時。 合同面接が多い初期選考の段階だと、他の学生にも質問する必要があります。 そのため、無理に問い詰める必然性もなければその余裕もありません。 個人面接が多くなる中盤だとどうでしょうか。 もし、小さなウソ、かつ、欲しい学生であれば、一度、面接から離れて「本当はどう?」など深堀りしていって、「ウソは結局、ばれるからね」などと釘をさすパターンが多くあります。 一方、それほど、採用したいとは思えない学生であれば、かるく流す採用担当者が多いようです。 無理に問い詰めたところで、その企業の心証を悪くするだけだからです。 著者メール(namio eurus. dti. jp)か、Twitter(@ishiwatarireiji)までご連絡ください。

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